仏像の当時の姿を知る
仏像は実際に目で見て、復元的に考えるのが仏像鑑賞の重要なポイント。
仏像の姿を知るにはまず「大きさ」を知ることが重要。特に雑誌やテレビなどで見ているだけではわかりにくいので、実際に目で見るのがいい。
想像以上に大きいものから、小さくても緻密に作られているもので、また新たな感動がわくでしょう。
次に何で作られているか、「素材」を知りましょう。
飛鳥時代は銅や楠、末期から塑土、漆、石、奈良時代末から榧、檜で作られたものが主流になるなど、素材を調べればおおよその制作時代がわかります。
「素材」がわかれば「技法」も理解できます。
溶かした銅を像の型に流しこんで固め、上から金メッキを施した金銅仏。
土で作った塑像。
塑像の上から漆で麻布を張り合わせ、乾いてから中の土を取り出し、骨組みをいれた脱活乾漆造。
特に京都の仏像に多いのは1本の木から仏像を彫り出す方法の一木造、2本以上の木を組み合わせて作った寄木造りです。
最後に「創建時の配置」。
今後は見やすいように一列に並んでいても当時は東西南北に置かれていたなど、復元的に考えることが、仏像を知る手がかりとなります。